弁護士の弱点

民事訴訟では、代理人をおかずに本人が訴訟することも可能です(当事者訴訟)。にも拘わらず、代理人として弁護士が選任されるのはぜでしょうか。 一つには本人に法律の知識がないからでしょう。

もう一つには、自分で訴訟をしてしまうと相手の言動に感情的になってしまうから、ということがあります。 裁判官の前で相手方に対し、怒鳴ったり暴言を吐いたりしても、いい心証は与えられないでしょうし、頭に血が上った状態で裁判所に提出する書類を書いたとしても、自分の思ったことをうまく伝えられなくなります。 特に、離婚裁判のような人事訴訟では当事者の頭に血が上ってしまいやすいものです。 ですから、弁護士が離婚訴訟の当事者となった場合、一人で争う人もいますが、感情的になってしまうので、弁護士を代理人に立てて争うことが多いようです。

私の知っている弁護士で、有能なベテランの弁護士ですが、ささいなことから、名誉毀損で訴えられるということがありました。 原告の訴えの内容を見れば、無理矢理こじつけたような理屈が書いてあり、ふつうに争えばまず勝てるだろう、と思えるような内容でした。 しかし、それに対するこちらの弁護士の書面を読むと、言いたいことがまとまっていなかったり、変に感情的になっていたりと、首を傾げるような内容でした。 つまりは、弁護士は他人の代理人として他人のことについて喧嘩を売ったり買ったりすることには慣れていますが、自分が当事者だと感情的になってしまうのです。 この名誉毀損訴訟については、私も文章に関していくらか手伝わせてもらい、地裁・高裁ともに原告の請求棄却となり、こちらの勝利となりました。

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